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命をつなぐ看護のチカラ ~緊急入院から退院支援まで~
聖マリアンナ医科大学病院

地域住民や院内の救急事態はお任せ! ≪救命救急センター≫

広範な分野の急性疾患や重篤な疾患の治療にあたる救命救急センターでは、医師と共に看護師も大きな役割を果たしています。ICUや一般病棟へ転棟後も滞りなく治療を行うための情報管理や病棟内での救急対応など、各科と連携して患者さんを支えています。

年間1万8,000件以上に対応する救急医療の拠点

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全国有数の特定機能病院でもある
聖マリアンナ医科大学病院

神奈川県の災害拠点病院でもある聖マリアンナ医科大学病院は、川崎市と周辺地域の住民の救急医療の中核を担う救命救急センターを抱えています。救急搬送および夜間急患センターでの受け入れは年間で計1万8,000件以上。救急外来では、入院後の経過も視野に入れつつ即座に治療が開始されます。
スピーディーに初療に当たった後は、必要に応じて同センター内のICU・HCU・SCUに入院となり最先端の治療を実施。病状が安定したら院内各科と連携・協力して一般病棟への転棟、あるいは転院の道を探ります。
同センターでは約80名の看護師が交代しながら24時間体制で活躍中!救急医療の最前線で力を発揮すべく救急看護・集中ケア・脳卒中リハビリテーション看護の認定看護師も所属し、豊富な治療実績に基づく経験と知識を活かしながら市民の命を救うために全力を尽くしているのです。

救命救急センター看護師にインタビュー

山下将志さん
救命救急センター
集中ケア認定看護師
山下将志さん

救急隊からの第一報から救急搬送まではおおむね10分弱。その間に我々看護師は手術室の準備や役割分担などを行い、できるだけ早く治療が開始できる受け入れ態勢を整えています。
初療を終えた患者さんはセンター内のICU、そして一般病棟へと容態に応じて移されます。その際は担当看護師が変わっても継続して適切な治療が行われるように、各部署の看護師でしっかりと情報を引き継ぐことが大切。患者さんの治療内容や精神状態、ICUでの生活リズムはもちろん、必要に応じて退院後のご家族の受け入れ状況についても話し合っています。
救命救急センターの役割に院内急変対応システム(RRS)もあります。これは呼吸や意識、血圧に異変がある方の元へ駆けつけて適切な処置を行うもの。RRSは異変に気付いた病棟看護師などのコールで起動します。異変の見落としや起動の判断に迷いが生じないよう、私を含めた急性期分野の認定看護師は全病棟を回る「クリティカルケアラウンド」を行い、急変のおそれがある患者さんを事前に担当看護師に伝える活動もしています。

救急患者さんをICUへ移動
初療を終えた救急患者さんをICUへ移動。ICU担当の看護師へ治療内容を引き継ぐ。
認定看護師として専門的知識を活かし、アセスメントする方向性や考えをスタッフに伝える
院内急変対応システムRRSに対応するスタッフ
院内急変対応システムRRSに対応するスタッフ。一般病棟から専用のPHSに連絡が入ると直ちに、緊急処置道具を持って、救急医と共に患者さんの元へ

被災者たちを支えるDMAT隊員としても活躍

山下看護師は災害時派遣医療チーム(DMAT)の隊員でもあります。約4年前にDMAT隊員になる以前から院内の防災活動に従事し、東日本大震災の際も病院での後方支援や宮城県気仙沼での医療救護班活動に参加したそう。「災害時の初期対応は救命救急の役割のひとつ。救急看護師として自分も役に立ちたいと防災活動に参加し、その延長としてDMATの活動にも取り組むようになりました」
2016年の熊本地震発生時もDMAT隊員として現地入りした山下看護師。「避難所を巡回して、被災者の方の健康診断やメンタルケアなどを担当しました。災害発生時に看護師として役立てるのは、日ごろの業務経験の積み重ねがあってこそ。また病院の仲間が私の不在時も救命救急センターを支えてくれるからDMAT隊員として活動できるので、そうした環境で働けていることは財産です」

DMAT隊員
2016年に発生した熊本地震の支援へ
出発するDMAT隊員
災害対策本部
熊本地震では、災害対策本部の指揮のもと、
地域の医療機関と連携し医療支援を行った
トリアージの様子
傷病者受け入れ訓練で、
トリアージを行っている様子
研修・訓練
いつ起こるかわからない災害に備え、
年間を通じて研修や訓練を行っている
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