いつでも、ずっと新人の味方
誉めること、伝えることが大切

消化器内科 看護師歴4年目
中村仁美さん
中村 初めてプリセプティの千葉さんに会ったときに聞いたのは、「どんな看護師になりたい?」ってこと。だから、その希望に合わせて育ててあげたいと思ってる。新人さんを見てると「できないこと」ばかり目に付きがちだけど、自信を持って成長できるように、1日1個は必ず誉めるようにしてるんだ。
高橋 救急の場合、治療しても回復に向かわないことがあるので、新人さんは無力感を覚えてしまうことも。でも重症ながらも変化があるということを説明して、「あなたのやったことに意味はある」ということを伝えるようにしてる。新人さんは自分のことを過小評価する傾向にあるから、ポジティブな声がけは大切よね。
清野 私のプリセプティ、阿部さんは逆に「じゃんじゃん叱ってください」って言うんです(笑)。これはきっと「遠慮なく指摘してください」っていう意味だと思ったから、できてないことはできてないとハッキリ言おうと決めました。私は3年目ですが1年前までできないことはいっぱいあったし、まして1年目の阿部さんができないことがあるのは当たり前。注射を打つことすら緊張するような阿部さんを見て、私も初心を思い出すようにしています。彼女のおかげで私も成長している気がするなぁ。
早めの夜勤デビュー、残業ゼロが病院の方針

救命救急センター 看護師歴4年目
高橋由佳さん
清野 この病院は夜勤デビューが早いから、新人はみんなドキドキして入ってきますよね。でも実際は、スタッフとしてカウントに入れず、「見学」してもらってるようなもの。物品の確認の方法や保管場所を教えるぐらいだし。
中村 うん、でも担当患者さんの人数が日勤の倍ぐらいになると知って焦ったみたい(笑)。気にしなくていいのに、迷惑かけないようにしようという気持ちがひしひしと伝わってくる。
清野 ええ、ホントに。「先輩に迷惑かけちゃいけない!」って気持ちが強いんだけど、気にせずに思い切って行動していいのにな。
高橋 私のプリセプティの鈴木君は、夜勤時のチームワークの良さにびっくりしたんだって。チーム一丸となって動く姿を見て、「僕もそうなりたい」と思ってくれたのは嬉しかった! 残業についても、チームの考え方に賛同してくれてるみたい。ウチではチーム全員が残業せず、きっちり5時に帰ることを目指してるの。
清野 私たちも「みんなで協力して残業をなくそう」っていう姿勢だから、阿部さんができてないところをチームのみんなでフォローすることも多いですね。阿部さんは「チームっていいな」と思ってくれてるようだけど、そこに気づけるのは成長の第一歩。ちゃんと周りが見えてるということですよね。
中村 ウチの部署も自分の仕事が終わったからってさっさと帰るような人はいない。みんな必ず「何か手伝うことある?」って一声かけてから帰ってるよ。千葉さんは手伝ってもらうことが多いから申し訳ないって思ってるみたいだけど、新人だから遅いのはしょうがないよね。私がいつも言ってるのは、「遅いのは気にしないでいいから、早くやることだけを考えないで」ってこと。急いで雑になったら意味ないと思うから。
プリセプティは誰よりも大事な存在

循環器内科 看護師歴3年目
清野加郁子さん
清野 新人さんはできないことがいっぱいあって、不安な気持ちもいっぱい。それでも、そばで見ていると一歩一歩成長しているところがわかります。阿部さんは看護師として大切な温かい雰囲気も持っているし、きっといい看護師になるんじゃないかなと思うんですよね。
中村 千葉さんはサムライみたいに一本気だから(笑)、妥協せずにきっちり仕事をするのが長所。患者さんに対しても丁寧だし、だからこそ遅くなってしまうんだと思う。仕事をスピーディにこなすことも必要だけど、患者さんへの気持ちはずっと大切にしていてほしいな。
高橋 鈴木君は自分が思っているよりも、ちゃんとできているところがたくさんある。4月、5月、6月と確実に成長して、できることが増えているし、何よりも積極的に勉強する姿勢が素晴らしいところ。さらに、技術を磨くことだけに走らず、きちんと患者さんのことを考えながら仕事をしている部分もいいんだよね。
清野 なんだかんだ言って、みんな自分のプリセプティが大好きですね(笑)。私は阿部さんのやわらかい雰囲気も、癒し系の笑顔も、マジメなところも大好き!
中村 落ち込むことも、不安になることもたくさんあると思うけど、厳しく優しいお母さんのように、何でも話せるお姉さんのように、千葉さんを見守っていこうと決めたから、頼ってもらえると嬉しいな。
高橋 私はプリセプターを引き受けるときに決心したの。プリセプティがどんなミスをしようとも、私だけは絶対に味方でいようって。それがプリセプターの存在意義かなと思ってる。



























