今後も病院の質を上げていくために、教育制度の改革は欠かせないものだと思っています。「今年よかったから来年も...」ではなく、常に発展していかなければならないのです。3年後までに150名ほど人材を増やすつもりですから、そのためのシステムも構築する必要があります。7対1基準もゆくゆくは5対1にしていくつもりです。でも、そうしたことを「私がやらなければ誰がやる!」とは考えていません。むしろ、自分がいなくても回るような組織作りをしていく必要があるんですね。そのためにも多くのスタッフとコミュニケーションを取ることが何よりも大切だと思っています。
医療職は患者さんより偉いわけじゃないし、部長が看護師より偉いわけじゃない。大切なのは「もし自分なら、自分の家族なら」と相手の立場に立って考えることなんです。そして、そのために最も有効な手段がコミュニケーションを取り、相手の話を聞くこと。
部長という役職柄、職員を呼んで面談することもありますが、食事をしているところやレクリエーション、休憩中にこちらから顔を出して多くのスタッフと話をするようにしています。そのときに聞いた不満や不安を解消できるシステム作りをするのが私の仕事。みんなの意見を反映していけば必ずいい病院になると信じています。スタッフのみんなと協力しながら、世の中のモデルとなるような素晴らしい病院作りをしていきたいですね。

編集部より
1年生ナースから「にーに」と慕われ、中堅には「頼りがいある人」と信頼され、ベテランからは「頭の回転が早い」と尊敬されている工藤部長。どの顔が本当なのか...、その疑問はすぐに解決した。仕事に対する真面目な姿勢がベテランや中堅からの尊敬と信頼を生み、共感性の高さと茶目っ気が新人に親近感を芽生えさせている。どれもが部長の"真の顔"だ。「なんとかなるさ」と少年のように笑う部長の眼差しは「なんとかしてみせる」という意思の輝きに満ちていた。





















