千葉県唯一の赤十字病院として、また地域がん診療連携拠点病院として周辺のがん患者を支える成田赤十字病院。ここで働く、がん化学療法看護認定看護師の篠木貴子さんに認定取得のきっかけや他職種との関わりを聞いた。
認定看護師・篠木(しのぎ)さんにインタビュー
専門分野の知識と熟練した技術を用いて、水準の高い看護を実践する役割を担っている認定看護師。スペシャリストとしてのスキルを身に付ける方法や研修期間中の苦労、後輩へのアドバイスなどを篠木さんに伺った。
―まずは看護師になろうと思った理由を教えてください。
篠木 小、中学生の頃から母に「手に職をつけるのが大事。看護師になりなさい」って言われて...。自然と看護師に興味を持つようになり、高校卒業後に成田赤十字看護専門学校に進みました。
―認定資格を取ろうと思ったきっかけは?
篠木 看護師になって6年目を迎えた頃、もう少しステップアップしたいと考えるようになりました。そんなとき、看護師長から「認定を取ってみたら?」と言われたんです。ずっと小児科で働いていた私は、白血病の子どもたちと接するうちに「がん化学療法の知識を深めたい!」と思っていたので、グッドタイミングでした。
―認定資格を取得するのは大変でしたか?
篠木 確かに、ラクとは言えません(笑)。研修先の病院が東京の広尾にあったので、成田から片道2時間30分かけて通うだけで大変でした。実習は熊本で5週間行ったのですが、毎日つらくて泣きましたね。厳しく指導されたからではなく、自分が「まだ何もできないんだ」って思い知らされることがつらかった。でも、認定資格が取れたら、今よりもっと深く患者さんと関われるし、よりよいケアができるようになると思って頑張りました。
―どんなふうに勉強したのですか?
篠木 小さなメモ帳に抗がん剤の種類と適応するがん、組み合わせて使う薬や副作用などを書き込んで、単語帳のように持ち歩いて暗記しました。医師の講義を聴いているときは、わからない言葉をすぐ検索できるように電子手帳を携帯。いつでも、すぐに学べる環境作りを心がけました。
―では、資格取得を目指す看護師にアドバイスをお願いします。
篠木 知識や技術はもちろん必要ですが、患者さんや一緒に働くスタッフの気持ちをわかろうとすることこそ、認定看護師にとって最も大切なこと。一人ひとりの患者さんとの会話を大事にしつつ、日々の経験を重ねていけば、誰でも認定看護師を目指せると思いますよ!


















