昭和医科大学病院/昭和医科大学病院附属東病院 診療科ガイド2025
3/58

3概 要昭和医科大学病院 診療科案内 昭和医科大学病院附属東病院診療科案内昭和医科大学病院 病院長相良 博典昭和医科大学病院附属東病院 病院長村上 秀友ご 挨 拶  医 師 の 働 き 方 改 革 が 施 行 さ れ 1 年 がを 育 成 す る 全 国 の 医 学 部・ 大 学 病 院 が、【人材不足やタスクシフトに関する課題】・ 医師事務作業補助者やメディカルスタッ【労働時間管理に関する課題】・ 長時間労働医師の面接指導や代償休息付与が負担となっている。・ 時間外労働の管理が煩雑で、給与計算にも影響が出ている。・ 変形労働時間制の導入により、手当の減少など給与への影響が出ている。【病院経営や医療提供体制に関する課題】・ 人件費の増加や収益減少により、病院経過しました。元来のコンセプトは医師が健康に働き続けることのできる環境を整備することであり、医師本人にとってはもとより、患者・国民に対して提供される医療の質・安全を確保すると同時に、持続可能な医療提供体制を維持していく上で、重要であることは論を俟ちません。しかし、国民の健康と福祉を担う医療者これら人材の教育に加え、未来の種蒔きたる研究を強力に推進しつつ、診療体制の一層の充実を図る使命を全うするには、多くの課題があり、全国医学部長病院長会議の中でも大いに議論されているところです。フの不足により、タスクシフト / シェアが十分に機能していない。・ 看護師や薬剤師の人員が不足している。経営に影響が出ている。・ 教育・研究時間の減少により、医師のキャリア形成や医療の質の低下が懸念される。・ 地域医療への貢献と特例水準該当者の削減の両立が難しい。・ 二次救急医療機関との連携不足により、三次救急医療機関に負担が集中している。【その他】・ 事務作業が増大している。・ 時間外申請・承認の遅延がみられる。・ 特定の診療科や人物への負担が集中している。・ 医療 DX に対応できる人材が不足している。・ 財源が不足し整備が遅れている。などです。 課題先進国たる我が国において、これらの課題に、如何に筋道をつけ、安心安全な社会の幸福を実現していけるのかについては、正解を見出せている状況にはありません。しかし、その中にあってコロナ禍という試練が浮かび上がらせた医療の強靭さと脆弱さなどを一例として、何を残し、次代に引き継ぐべき考え方であるのか振り返り、弱さを強みに変えていく議論を起こすことで、より良い方向性を見出していくことが出来たと思います。ここには地域医療連携の重要性です。勿論医療だけの連携ではなく、心の通い合 昭和医科大学病院附属東病院は昭和医科大学病院と一体的に運営されています。東病院では、リウマチ・膠原病内科、脳神経内科、呼吸ケアセンター、睡眠医療センター、麻酔科(ペインクリニック)、精神神経科、リハビリテーション科、眼科、整形外科の一部、形成外科の一部の外来あるいは入院診療を行っております。患者さんの状態に合わせ、昭和医科大学病院の診療科と連携をとり、より適切な診療科や病床に転院いただいたり、医療安全の面から早期に Rapid Response System (RRS) の院内システムを起動し昭和医科いや絆とか、信頼関係に基づく繋がりは更に重要です。  大 学 病 院 で 行 わ れ る 高 度 先 進 医 療 は、いわば有事の医療であって、いうまでもなく、地域の患者さんの毎日は、地域の先生方によって支えられています。大学病院が、地域において適切に役割を果たすには相互信頼が不可欠です。相互信頼とは、患者さんのために、お互いに協力し合う先に生まれる、心の繋がりだと思います。緊密な連携の結果は、地域の医療を、また日本の医療の質を、一層高めてくれることでしょう。 平素のご理解ご支援・ご協力に対して御 礼 申 し 上 げ ま す と と も に、 引 き 続 き、ご支援の程、よろしくお願いいたします。大学病院の critical 対応病棟に転院いただいたりもしています。 本年 4 月に昭和大学は昭和医科大学に校名を変更しました。全ての本学関係者が建学の精神である至誠一貫(常に相手の立場に立って、まごころを尽くす)の精神に立ち返り、地域の皆様の健康や福祉の増進に尽力してまいります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る