実習指導者から看護学生へ心からのエール 私たちが伝えたいこと
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院

実習指導者から看護学生へ心からのエール 私たちが伝えたいこと

実習指導者インタビュー その2

当院の実習では、実習指導者が実習生一人ひとりとしっかりと向き合い、一緒に看護を探求しています。学びやすい環境づくりの秘密から実習指導者のやりがいなど二人の実習指導者にインタビューしました。

多職種との連携の大切さをこの病院で感じてほしい

実習指導者実習指導者
外科混合病棟/看護師10年目
川口のぞみさん

当院では、実習指導に専念できる体制が整っています。実習生一人ひとりとしっかりと向き合うことができ、私自身も学ぶことが多いと実感しています。
私がとくに実習生に伝えたいのが、看護師だけでなく、多職種との連携のなかで一人の患者さんを看ているということ。リハビリや手術、検査室の様子などを見学させてもらうようお願いすることもあります。皆さん快く対応してくださり、実習生の学びを応援したいという姿勢が伝わってきて、とてもうれしく思います。実習中に医療の現場をここまで見られる学生さんが、うらやましいくらい(笑)。多職種との関係性が良く連携がとれているのは、当院の特色の一つだと感じています。
ここにいるのは、同じ病院で働くことを選び、同じ病棟に配属され、縁あって一緒に働くことになったメンバーです。その縁を大切にし、共に学び合い成長していきたいという思いで日々の看護業務を行っています。学生の皆さんにも、ぜひ一度、足を運んでいただきたいと思います。


バイタル測定に向かう川口さん。
学生のときにインターンシップに参加した川口さんは、看護師だけでなく多職種が連携して患者さんの治療を行う姿に感動したそうです

4階北(外科混合)病棟のみなさん。
縁あって出会えたみなさんとの時間を大切に、共に学び成長していきましょう!

応援message
感性を磨き、人の気持ちに寄り添える看護師を目指そう

私自身、学生時代に「感性を磨きなさい」と言われたことがありました。当時はピンと来ていなかったのですが、看護師として働くようになって、人としての感性の豊かさが求められる仕事なのだと実感しました。疾患などの知識や看護のスキルは、働きながら身につけていくことができます。若く多感な学生時代にこそ、いろいろなものに触れて感性を磨いてほしい、そして、人の気持ちに寄り添える看護師になってほしいと思います。

自分で考えて判断するというプロセスを経験してほしい

実習指導者実習指導者
救命救急センター/看護師16年目
川原かおるさん

実習指導者として大切にしているのが、受け入れる環境づくりです。とくに、「スタッフの一員として歓迎しているよ」という雰囲気で、スタッフに声をかけやすい体制をつくることを意識しています。また、1対1の指導だとどうしても私の看護観に偏りがちなので、他の看護師や多職種のスタッフと話してもらう機会をできるだけ作るようにしています。学生にとって実習は、看護や医療に対する姿勢や考え方を広げるチャンスでもあると思うからです。
実習指導者としてやりがいを感じるのは、実習生が自分で考えてきたことを現場で実践して、患者さんの反応を見て判断したり、自分で考えたりする姿を見たとき。学生時代に、どういう看護が患者さんにとって良いのかを自分で考えて判断するというプロセスを経験していないと、就職後に苦労すると思うので、その貴重な経験をこの実習でできてよかったなとうれしく思います。
実習生と触れ合うなかで、私自身にとっての気づきも多くあります。初心に戻ることは、実習生や新人看護師との接し方にもプラスに働いています。


患者さんのモニターを確認し、全身状態を観察します。
ICUでは幅広い知識と技術が必要。
また、医師や理学療法士、薬剤師など多職種とのチームワークが大切な職場です

救命救急センターICUのスタッフと見学実習から統合実習など様々な実習生を受け入れています。
緊張感のある職場ですが、実りある実習になるよう、実習生一人ひとりに向き合っています

応援message
多職種みんなで「患者さんのゴール」を目指す

実習では記録も課題ももちろん大切ですが、現場でしか体験できないことを通して、現場でしかわからないことを感じてほしいと思います。また、これから職場を選ぶという学生の方は、職種を越えていかにサポートし合えるかという連携体制に注目してほしいと思います。困ったときに看護師だけで悩むのではなく、すぐに多職種に相談できるのが当院の良いところ。みんなが「患者さんのゴール」という同じ方向に向かって協力しながら進んでいます。

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