若手師長が活躍 スタッフみんなの応援団長!!
聖マリアンナ医科大学病院

若手師長が活躍 スタッフみんなの応援団長!!

認定看護師と師長の2役担う

良い結果に導くために

吉岡さん
小児科師長
緩和ケア認定看護師
吉岡 千恵子さん

緩和ケアというと高齢者を連想しがちですが、苦痛を取り除くという意味では小児科も緩和ケアと無縁ではありません。実際、私が緩和ケア認定看護師を目指したのも、小児がんの子どもと出会ったことがきっかけでした。
病気を抱えている子どもやその家族の苦しみを取り除き、できるだけ良い結果に導いていくのが私たちの務めでもあります。小児科には子ども好きのスタッフが多いのですが、ときどき「そんな可哀そうなこと、私にはできません」と訴えてくるスタッフがいます。でも、私たちは看護師です。この子たちが、病気を治すためにここにいることを忘れてはいけないのです。子どもたちが泣き叫んでも、病気を治すために必要なことなら、私たち看護師は行わなければなりません。
その点は、師長としてきちんと話します。スタッフはもちろん、ご家族に対するときも認定看護師の知識は役に立っていると思います。

自分の声が幹部に届く責任

吉岡さん

師長になって3年目。ようやく自分の役割が分かってきたように思います。今も、経験豊富な看護師長さんのほうが、スタッフは安心して相談ができるのかな、と思うことはあります。でも、その代わり私は年齢も近く、一緒に学んで、一緒に考えることはできると思います。自分らしい方法で、スタッフを育てていきたいという気持ちは強いですね。
また、自分の意見が病院幹部に届きやすくなったということも実感しています。今、入院中の子どもたちの社会復帰ということにも力を入れています。小学生は院内学級があるので勉強できるのですが、高校生以上の子が勉強できる場がないんです。それで、医学生さんに学習サポートをお願いするようになったのですが、師長になったことで、こうした提案も実際に形になりやすくなりました。それは嬉しい面でもあり、責任の重さも感じています。
私自身、師長としてはまだまだ。これからも、精進していきたいと思っています。

吉岡師長って、どんな人?

手代森さん
小児科病棟
手代森 英莉さん

周りをよく見ていて、的確に指示を出すところは、いつも「すごいな」と思っています。患者さんのご家族の方たちに寄り添ってお話を聞いていらっしゃることも多く、何よりお話を引き出すのがとても上手なんです。見習いたいと思うことは、たくさんあります。スタッフにも気軽に声をかけてくれ、誕生日には必ずカードをくれます。いろいろなことが書かれていて、それを読むと「また、頑張ろう!」と思います。

自律した看護師の育成を

田中さん
神経内科師長
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
田中 慶子さん

師長になったばかりで、認定看護師としての仕事がなかなかできないのが現実です。ただ、脳卒中などで倒れた患者さんが、自宅に戻ったときに再発しないように、セルフケア看護の活動は行っています。これは、認定看護師の知識を生かすことができる分野ですし、これからも続けていきたいと思っています。
でも、今はスタッフ一人ひとりのことを知ることが最優先。面談を行い、それぞれの強みや課題、どうなりたいのかを聞きながら、次のステップへ導けるような支援を行っていきたいと思っています。
面談をやっていると、ちゃんとできているのに自信のないスタッフがとても多いと感じます。短所や課題はたくさん出てくるのに、強みが言えない。自分の良さは良さとして実感できるように、スタッフ同士はもちろん、師長である私もきちんと承認し、褒めて自信がもてるようにしてあげたい。自律した看護師をどんどん育てていきたいですね。

中堅以上の支援にも力を注ぐ

田中さん

今回、さまざまなスタッフと面談をするなかで気づいたことは、中堅以上のスタッフが支援を受けている実感がないことでした。
新人や2年目くらいまでは手をかけますけれど、それ以上は周りもできると思っているので、気配りができていなかったのかもしれません。実際、今回の面談で「ほんとうは話しを聞いて欲しかったんです」と言うスタッフは多かったんです。ですから、これからはこの年代の支援にも力を入れていきたいと思っています。
私は別の病棟からこの病棟の師長になりました。新しい環境で不安も少なくはなかったのですが、それでも引き受けたのは、同期の小池さんの存在が大きかったです。小池さんが副師長としてそばにいてくれるのは、とても心強いです。
これからも病棟の一人ひとりに合ったサポートをしていきたい。それぞれの道が開けるような支援をしていきたいと思っています。

田中師長ってどんな人?

小池さん
脳神経外科病棟
小池 栄子さん

同期で、最初に配属された脳神経外科でも一緒でした。田中さんはその頃から勉強熱心で、人を育てることが大好きな人です。この8南をよくしたいという気持ちが、とても強い人だと感じます。病棟のスタッフのモチベーションが下がらないように、いろいろと考えてくれてもいます。ベクトルが私と同じ方向を向いているので、一緒に働いていても楽しいです。これからも、同期として、副師長として一緒に8南を盛り立てていきたいですね。

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