大学病院で学び、看護師として成長する
東海大学で育まれる実践力
東海大学 医学部 看護学科 伊勢原キャンパス

大学病院で学び、看護師として成長する 東海大学で育まれる実践力

大学病院と一体となった環境で学ぶ東海大学医学部看護学科。高度医療の現場での実習や多職種連携教育を通して、学生たちはどのように成長していくのでしょうか。
今回は、4年生の浅川友雅さんと教員の座波ゆかり先生に、実習での学びや東海大学ならではの教育環境について伺いました。

実習が教えてくれた「患者さんのために考える力」

大学病院とともに学ぶ環境で広がる視野

東海大学の特徴の一つが、多職種連携教育です。4年次には医学科や健康マネジメント学科、昭和薬科大学の学生とチームを組み、一つの事例について意見を出し合いながら患者さんへの支援を考える演習を行います。

浅川 友雅 さん浅川 友雅 さん
看護学科4年

浅川さんも実際に演習を経験し、看護とは異なる視点に多くの気づきを得たと話します。
「看護ではこう考えるという視点があっても、医学科の学生は病気へのアプローチを重視していたり、別の学科の学生は患者さんの人生全体を見ていたりして、本当に考え方が違いました。一つの事例をいろいろな角度から考えることができて勉強になりました」
こうした学びを支えているのが、大学病院と一体となった教育環境です。医師による講義では、教科書だけでは学べない臨床現場の経験や考え方に触れることができます。

外観
高度医療を担う大学病院。
学生たちは実習を通して看護師としての実践力を身につけていく
ドクターヘリ
授業中にドクターヘリが飛び立つことも。
高度救命医療が行われる現場を身近に感じながら学べる環境

同じキャンパスにはドクターヘリの基地があり、高度救命救急センターを備えた大学病院が隣接しています。時には講義中にコードブルー(院内緊急コール)が流れ、授業を担当していた医師が患者対応のために教室を飛び出していくこともあるそうです。
「病院がすぐ隣にあるので、医療の現場が本当に身近なんです。授業で学んでいることが実際の医療につながっていると感じます」
学生のうちから最前線の医療を身近に感じられることも、東海大学ならではの魅力です。

「患者さんのために何ができるか」を考えた実習

浅川さんが特に印象に残っているのは、リハビリテーション病院での実習です。
受け持ったのは、事故で両下肢を失った患者さんでした。上半身の震えが強く、食事にも苦労されていましたが、前向きにリハビリへ取り組む姿が印象的だったといいます。

インタビューの様子

患者さんを観察する中で、浅川さんはテーブルの高さが合っていないことに気づきました。姿勢が前のめりになりやすく、食事のしづらさや誤嚥のリスクにもつながっていたのです。
そこで病棟にあった本を重ねて高さを調整したところ、患者さんの姿勢が改善されました。
「患者さんから『食べやすくなった』と言っていただけたんです。実習の最後には『退院後の生活のことを考えて支援してくれたことがうれしかった』と声をかけてもらって。本当にうれしかったです」
患者さんの生活をよく見て、小さな工夫につなげる。その経験は、看護のやりがいを実感する忘れられない出来事になりました。

実習を通して身についた「考える力」

母性看護学実習でも大きな学びがありました。
受け持ったのは、不妊治療を経て妊娠した女性。エコー写真を大切に見つめる姿を見て、最初は「赤ちゃんへの愛情が強いのだろう」と考えていたそうです。
しかし、教員との振り返りを通して、その背景には「無事に生まれてきてくれるだろうか」という不安や期待など、さまざまな思いがあることに気づきました。

インタビューの様子

「目に見える行動だけではなく、その人がどんな気持ちでいるのかまで考えることの大切さを学びました」
実習を重ねる中で、浅川さん自身にも変化が生まれました。
「1、2年生の頃は記録を書くことで精一杯でした。でも今は、この患者さんのために自分は何ができるだろうと考えながら実習に取り組めるようになりました」
大学病院での実習や多職種との学びを通して、浅川さんは患者さん一人ひとりに向き合う看護の本質を学んでいます。

授業風景
学内演習では教員が丁寧に指導。
実習前の不安や疑問にも寄り添ってくれる
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