千葉県八千代市にある秀明大学。2017年に建てられた、緑の中の真新しい校舎が看護学部のキャンパスです。
複数の駅からスクールバスが運行されているほか、敷地内には学生寮もあり、ゆったりと学べる環境が整えられています。
看護学部の梁原裕恵准教授と看護学科3年生の内藤陽向さん、永井理子さんに、学部内の雰囲気や授業の特色などについてお話をしていただきました。
笑いとフレンドリーな空気感が伝わってくる楽しいトークタイムをどうぞ!
■「担任制」が良好な関係を築き、学ぶ意欲を高める
■看護科目の教員は“看護の心得”を持つ看護師の有資格者
■市、医師会、近隣の大学病院が連携し、学生を応援!!
新築の看護学部棟や学生寮、助け合える友だちなど、
心地よい環境の中で特色ある授業が学べる
貴学の雰囲気や良さについて教えてください
内藤 陽向さん
永井 理子さん
梁原 裕恵先生
内藤
まず、校舎がきれいな点が気に入っています!
梁原
本学の看護学部棟は、2017年に看護学部のために建てられたものなので、まだまだ新しいですね。その上、教員室も含め、講義室、実習室などの日頃のメンテナンスも大変行き届いています。トイレの数も多くてきれいですし、地下にある更衣室やロッカールームも広々としていて、ドレッサーもついていますから、学生は毎日快適に過ごせているのではないでしょうか。
永井
はい!とっても!!入学前に、「最新の機器が揃っている」と聞いて心惹かれました。
演習室にあるシミュレータやモデル人形もリアルで驚きました!生活援助の授業で使う演習室も、先生の動作を離れている学生からも見やすいよう、モニターが数カ所に設置されているので、リアルタイムに見ることができます。ベッドの数も多いから、事前に予約をすればシーツ交換などの自主練習がいつでもできるんです。
梁原
本学には、キャンパスの敷地内に学生寮も完備していますが、永井さんは、2年生まで学生寮に入っていましたよね。寮生活はどうでしたか?
永井
楽しかったです!通学時間がかからないので朝もゆっくり寝られますし、寮の友だちとは助け合えることが多く、距離も縮まりました。
内藤
私は寮生活ではなかったので、寮の学生が寮内の自修室や談話室で一緒にレポートの課題などをやっているという話を聞き、うらやましく思いました。
授業はどんな特色がありますか
梁原
内藤さんも永井さんも受けていますが、私は「在宅看護の方法Ⅱ」という授業を3年生の前期に担当しています。医療機関を退院し、自宅や施設で療養を続ける患者さんとご家族の日常生活を支える看護技術や、療養を支える看護援助と医療ケアの講義を行っています。グループワークと実習室での演習とを組み合わせた、週に1回、2コマ続けての授業です。
永井
先生の授業では、グループワークの時間が好きです。
内藤
私は訪問看護のマナーを学んだ際、実際一人ずつでやってみるときに緊張しました。(汗)
梁原
病院での看護とは異なり、在宅看護では、患者さんの生活リズムや考え方を大切にした看護を行ってほしいと思っています。
例えば、最近「胃ろう」(※1)についての授業を行いましたが、病院では患者さんへの実施時間を決めて管理をしています。でも、在宅看護では、患者さんの生活に合わせて注入するタイミングや時間を決めます。
「患者さんの生活を大切にする看護師を育てる」というのがこの授業の目的であり、本学の学びの特色でもあるんです。
(※1・・・胃ろうとは、胃内と体外を結ぶ管状の瘻孔(ろうこう)のこと。口から食事を摂取できない、あるいは食べてもむせ込みを起こし肺炎などを生じやすい患者さんに対し、内視鏡を使って「腹部に小さな口(穴)」を造成する手術を行い、そこから栄養を注入する摂取方法のひとつ。)
ほかにも特色のある授業はありますか
永井
「看護英語」や「看護英会話」(※2)の授業があることですね。「看護英語」では、看護に関係する英語を学べるのがいいと思います。授業も楽しいですよ。医療や看護の現場では、専門用語の英語が略語で多く使われているので、それが読めるようになるとうれしくって!(笑)
3年次には、全員参加ができる「イギリス留学」(※3)もあるんです!
(※2・・・看護英会話とは、医療や看護の臨床現場で使われる専門用語や問診などを英語で教える授業。日本にいる外国籍の患者さんに対してや海外の医療機関などでも、臆さずに英語で多くの患者さんとコミュニケーションが取れる「グローバルナース」を育成することが目的。3年次に全員が参加できるイギリス留学制度に向けて、ネイティブティーチャーによる「看護英会話」の授業を1・2年次で学ぶ。)
(※3・・・イギリス留学制度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況により、実施時期と期間が変更となる場合があります。なお、2022年度は希望制で実施。)
内藤
私は、高齢者の気持ちを体感できる「老年看護」の授業や、妊婦経験の授業も良かったです。高齢者の姿や状態を自分が経験してみることで、「こんな看護がいいかもしれない」と想像できる力が身についたなと感じています。